からかい上手の高木さんVRすごいぜって話

はじめに

どうも、はいさいです。
これから訪れる夏本番の暑さを想像して嫌気を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、このブログはkstmのアドベントカレンダーを書くために始めたもので、 普段の更新はクリスマス前という今とは真逆の季節でしたが…

_人人人人人人人_
> 突然の更新 < です
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

それもそのはず、夏であっても… 否!! 夏だからこそ!!語りたい作品に出合えたのです。

それがこちら、からかい上手の高木さんVRです! vr-takagi3.com

高木さんといえば、アニメ版を毎週楽しみにしていたころを思い出します。エンディング曲が有名曲のカバーだったあれです!見てない人はNetflixで見れるので見ましょう!

さて、本稿ではそんなからかい上手の高木さんVRをプレイしてみて感じたことなどを雑多に描いていきたいと思います。購入を検討している方やこれからプレイするぞって方に向けてお勧めのプレイ方法などについても書いていきます。

目次

タイトル画面

さて、まずこのゲームをプレイするにはVRゴーグルを入手して、VRが動くレベルのつよつよPCを手に入れて、プレイできるスペースを確保するという三重の試練があります。(私の場合、給付金をn回吹っ飛ばすレベルの出費がありました…)

それらの試練を乗り越えてようやくたどり着けるタイトル画面がこちらです。
※実物はVRなので平面画像の1000倍は没入感があります。

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郷愁の教室
n年前に体験した中学生活の教室の空気感そのままです…
黒板、でっかい三角定規、クラスの棚に、少し乱れて並ぶ机に椅子…

差し込む光に誘われて窓のほうを見上げれば、透き通った、少年だったあの頃の青空…

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今よりずっと高く青く澄んだ空

そんな懐かしさを感じる風景に、隣の席を見れば高木さんが座っています

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隣の高木さん
表示されてるとかそういう次元じゃなくて…そこにいるんです!

正直なところ、プレイ画面を画像で見たときは『リアル感が中途半端に高いんじゃないか、これだと2次元キャラが浮いちゃうんじゃないか』なんて考えてました。この記事を読んでる人もそう感じているかもしれません。

でも、実際にVRで体験すればそれが完全に杞憂だったとわかります。リアル過ぎず、かといってデフォルメされすぎていない周りの物体すべてが、現実世界の自分と二次元の存在である高木さんを調和させてくれています。

タイトル画面だけで小一時間は楽しめます。

なんだったら、この空間で作業なんかできたらもう…死ぬまで作業してしまいそうです。

過ぎ去った時は戻らないなんて言いますが、ここには確かに中学生活の空気感があります。

そして、その中心に自分と高木さんがいます。

本編

もうタイトル画面だけで給付金をn回吹き飛ばしてもいいぐらい大満足ですが、なんと、西片の視点で高木さんにからかわれる体験もできてしまいます。

具体的な内容は話してしまうのは、これからプレイする皆様に申し訳が立たないので、細かいけどここに注目!!ってポイントや お勧めのプレイ方法をお話ししたいと思います。

視線の設定

まず初めに、高木さんVRでは視点の高さをリアルの自分の高さと西片の視点の高さから選ぶことができます。
先に言っておきます、私のお勧めは西片視点です!!!
初期設定はリアルの自分の視点ですが、中学生のあの頃に思いを馳せたい、西片としてロールプレイしたいならば設定を西片の視点に変えることを強くお勧めします。

高木さんの身長は中学生女子並しかありませんので、一般成人男性からすると頭一つ分もしくはそれ以上の身長差があります。そのため、小さい娘を見ているお父さんみたいな感覚になります。(それはそれで、ほっこりして楽しいのですが…)

一方で、西片視点にすると自分の目の高さとほぼ同じ高さに高木さんの目があります。成長スパートの速さ的に少し女子のほうが身長が高いあの頃って感覚がします。
さらに、周りの物品も自分がまだ小さかった頃のサイズ感で存在しています。そんな昔に戻ったような、でも自分が体験したのとは違う体験をできるのはVRならではといった感じでしょうか。

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西片視点の高木さん(左)とリアル視点の高木さん(右)

高木さんの実在感

とにかく高木さんの動きがかわいいです。
話すときは表情が豊かですし、高木さんがこちらの動きを待っている間も動きます。
動くといっても少し重心を変えたり、手を後ろに組んだりとほぼ無意識レベルの動きなのですが、永遠に見ていられます。

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動く高木さん

そういった細かな動きや、VRならではの没入感のおかげで高木さんの実在感が非常に高いです。距離が近い時なんかいい匂いがしそうなレベルです。

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近くから見た高木さん

まあ、匂いの機能はついていないので、どんなに嗅いでも自分の部屋の匂いしかしないのですが…

ちなみに私は、DEOCOという女の子の匂いがするボディーソープを持っているのでそれで洗ったマフラーを巻いてこのくそ暑い中プレイしました。
控えめに言って神です。
中学時代暗黒の時代を生きてきた自分は浄化されて瀕死になりました。
中学時代、異性とのドキドキが一切なかった同志諸君はぜひ匂い付きでプレイすることをお勧めします。

ただし、暑いのでマフラーは使わずに、女性向けの香水を買って、嗅ぎながらプレイするのが良いかと思います。

高木さんとのアイコンタクト

下の画像をご覧ください。必ず高木さんの視線が必ずこっちに向いています!

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どこから見てもこっちみてる高木さん(かわいい)
心理学的な側面から捉えるとアイコンタクトは、それをしてくる対象に対するポジティブな印象はよりポジティブに、ネガティブな印象はよりネガティブな印象を与える効果があります。そのため高木さんからのアイコンタクトは、からかわれて悔しくなる部分はより際立たせつつも、その中に感じる好意はより強化する効果があると考えられます。
つまり、からかい上手の高木さんの特徴をより際立たせていて、よりドキドキできるというわけですね。もうそれはドキドキしっぱなしですよ!!

邪道とは思いますが、ずっと目が合い続ける現代のレオナルドダヴィンチ並の表現を実現している原理を解き明かすために私は様々な角度や距離で観察しました。どうやら逆遠近法を用いた錯覚をVR空間で起こしているようです。これもVRならではといった所ですね。

逆遠近法とは何ぞやって人は、『高木さんが自分の意志で目を合わせていてくれる』と考えておいてください。そのほうが幸せになれます

お勧めのプレイ方法

一部内容が重複してしまいますが、プレイする上でお勧めの方法について書いていきます。

  • 視点設定を西片設定にする
     視点の高さの設定は西片の視点の高さに変更することをお勧めします。同じ高さで見つめられる破壊力は53万ぐらいあります。

  • 匂いを何とか用意する
     高木さんの存在感がとてつもなく強いのでいい匂いがしそうと感じる瞬間があります。その時にちゃんとにおいがしたときの破壊力は計り知れません。スカウターが壊れます。

  • 部屋を暗くする
     VRゲーム一般に言えることですが、ゴーグルの隙間から光が入ってしまうと没入感が薄れてしまいます。電気を消したらそれを低減できるのでお勧めです。ただし、他の人に見られたら暗い中でニヤニヤしてる不審者が産まれます。気にしたら負けです。

  • 寒くない部屋でプレイする(熱中症やマシンの暴走に要注意)
     これは正直なところ諸刃の剣です。作中の時間軸は夏ですので、温度も近ければ近いほど体験はリアルなものになります。(特に第二章)
     自分やパソコンの暑さ耐性とよく相談してください。

物足りないと感じた点

ここまでいい面ばかり書いてきたので、『こいつ、ステマか?』なんて思われたり、信ぴょう性が低いと感じられてしまうのは嫌なのでやってみた不満点を挙げていきたいと思います。ちなみに、ここを読んでも特に得することはないので読み飛ばしてしまっても構いません

移動方法

高木さんVRではVRゲームの移動方法の主流であるワープ移動を用いています。この移動方法は酔いにくかったり動きが少ないのでものにぶつかったりしないという利点や移動可能範囲を簡単に制限できるといった利点があります。しかしながら、高木さんVRにはこの移動方法はあっていないのではないかと私は感じました。
教室の中を移動するときは、机や椅子を避けて歩くあの感覚がなかったり、高木さんと一緒に歩くときは自分の移動が非連続的になってしまい、一緒に歩いている感がなくなってしまいます。それが嫌で堅実世界で歩くと壁にぶつかります。

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次世帯の壁ドン
部屋をめちゃくちゃ広くするかVR歩行用デバイスを用いるのがより直接的な解決方法ですが、そんなもの用意できるわけないです。
ですので、解決とまでいかなくても余計なところで不満を抱きにくくするために、手を振ることで動く『アームスイング方式』など連続的に移動できる方式など、ユーザの好みに合わせた移動方法を選べるようにしてほしいと思います。

移動できないストーリー

いくつかのストーリーはワープによる移動方法ができないです。ストーリー進行の都合上致し方ない気もしますが、現実世界で動けば動けてしまうので、つい動いて壁にドンしたり、本来の立ち位置から動いたせいで高木さんが自分のいない方向に話しかけたりします。
これについての解決策は正直なところ浮かびません… たぶん、制作側も頭を抱えた問題かと思います…
プレイヤーが好き勝手に移動しずらくなるような演出、例えばその位置からじゃないとセリフの文字が見づらいとか、何か障害物があるとか、そのような心理的なアプローチとかをするのも手かもしれません。

その他細かいこと

  • ゴミを掃除するシーンで、ゴミがちり取りとほうきでとる必要がないレベルで大きい
     視認性をよくするために、落ちているゴミを大きくしたと思うのですが、大きすぎるためにちり取りの淵を乗り越えて外に転げ出てじれったいです。手で拾ってゴミ箱に投げ込みたい!!
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    でかすぎるゴミと低すぎるちり取りの淵
  • 自販機で高木さんが買った飲み物と別の飲み物が出てくる
     これは純粋なミスだと思います。気になりすぎて思わず突っ込みを入れてしまいました。違うじゃんみたいな反応してくれたら面白かったけどさすがにそれはなかったです。
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    問題のシーン 二段目左から二番目の飲み物が出てくる

まとめ

さて、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。読み飛ばした方もありがとうございます。

徒然なるままに書き連ねてきましたが、一番大事なことは、『高木さんかわいい』ってことです。
今日はこの事だけ覚えて帰ってください。

そして気になった方は、プレイしてみて高木さんにからかわれる感覚や、並行世界のどこかにあったであろう自分が中学生のころに楽しく過ごせていただろう日々に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

本稿で紹介してきたからかい上手の高木さんVRは正式には『からかい上手の高木さんVR 一学期』というタイトルです。
夏休みや二学期なんて言うのもあるのかな…なんて楽しみにしています。

からかい上手の高木さんVR、とても楽しめました。気が付けば約5時間もプレイしてました。消し飛んだ給付金氏も浮かばれることでしょう…

給付金氏の冥福を祈りつつ、本稿を締めさせていただきたいと思います。